2024年10月カレンダー特集
コスモスのオータムアレンジ
~タフで可憐な花~
コスモスは秋風になびくその姿は美しくどこかはかなげ。そのはかなげな姿からは想像しがたいですが、強風や強い雨で倒されても大丈夫なんです。茎が丈夫で地面に触れた茎から根を生やして復活します。タフで可憐な花なのです。
細い葉が群生して生えています。これは荒野で生き抜く為に変化しました。皆で寄り添って成長する為、細く茂った葉が特徴です。コスモスをいただいたら水に浸かる部分と不要な葉をとりのぞきましょう。花びんに水に浸かる部分は3~5㎝程度で良いでしょう。葉が水に浸かっているとバクテリアが繁殖して日持ちが悪くなります。できれば水は毎日取り換えるか、切り花の延命剤を入れると良いでしょう。
コスモスの花言葉:「乙女の真心」「美麗」「謙虚」「調和」
コスモス:キク科
作品コンセプト
2024年カレンダーテーマ ラブ&ピース~大切な人に贈る花~
デザイナー紹介
伊藤 有実子(YUMIKO ITO)
KALIANg 店長
1994年 山形県生まれ
東北芸術工科大学 金工専攻のち2017年4月KALIANg入社
現在店長として業務をしながら日々勉強させていただいております。
【お花の豆知識】
~コスモスの花びらが何枚か知ってる?5枚だよ!え?って思ったでしょ。中心の黄色い部分がお花なんだ。花びらに見えてるところはじつは違うんだ。~
コスモスの花びらの不思議。真ん中の黄色い部分に小さな花が集結しています。花びらがちゃんと5枚あります。筒状花(つつじゅうか)と呼ばれています。これは小さくて丸い「つつ」のようだから。この花にはめしべとおしべがあります。
目立っている外側の花びらは舌状花(ぜつじょうか)と言います。外側に8枚あります。口の中の舌のようだから舌状花です。舌状花の1枚の花びらは、5枚の花びらが合体して1枚の花びらを形成しているため、花びらに切り込みがあるのはその名残りと言われています。昆虫を呼ぶ為、筒状花の一部が大きな舌状花に進化しました。昆虫を呼びのがあくまで目的の花の為、めしべとおしべは退化してありません。こちらも独立した花には間違いなのですが、花の本来の目的から考えると、真ん中の黄色の部分の筒状花が本来の花と言えるでしょう。コスモスは2種類の花びらからできています。
花は生き抜く為にあざとく進化していく。すごいですよね!
コーヒーの日 10月1日
~花言葉は「一緒に休みましょう」~
コーヒーの木は、育てやすさからプレゼントにも人気の贈り物です。インテリアとしても深い緑色のツヤのある葉は癒しの効果があり大変オシャレな観葉です。成長すると白い花が咲き、彩り豊かな赤い実が魅力的な植物です。
10月1日は「コーヒーの日」&「国際コーヒーの日」です。 「コーヒーの日」は1983年、一般社団法人全日本コーヒー協会によって、日本におけるコーヒーのさらなる消費拡大とその魅力を幅広く発信する目的で制定されたそうです。「国際コーヒーの日」は国際コーヒー機関が、2015年、イタリア・ミラノでのイベントにおいて、10月1日を国際コーヒーの日に制定しました。コーヒー普及の意味はもちろん、コーヒー生産農家の現状を知ってほしい、という意味も込められています。コーヒーは、年間を通じてたくさんの人に親しまれています。秋から冬の季節にもっとも消費量が増え、さらに衣替えの日とされていた10月1日を「コーヒーの日」とすることで、夏から冬への季節の変わり目も実感できるとても素敵な記念日です。
コーヒーの木の花言葉:「一緒に休みましょう」※コーヒーを飲んでリラックスするところからきています。
アカネ科 コーヒーノキ属
プリザーブドフラワーの日 10月8日
~永久・と(10)わ(8)・の美しさから日にちを制定~
日本プリザーブドアロマフラワー協会が制定。美しい姿で長期保存ができる。つまり永久(とわ)の花である事からきています。日付の制定は「永久の花」ということで「と(10)わ(8)」と読む語呂合せからきています。プリザーブドフラワーの素晴らしさと魅力を広める為、記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。プリザーブドフラワーは「保存する=preserve」という英単語です。 生花を特殊な薬品に浸し、自然な風合いのまま美しく「保存できるお花」です。しかし、長持ちすると言われるプリザーブドフラワーですが湿度には弱く、高温多湿の日本では飾る場所にも気をつけないといけません。多湿の場所は避けて、リビングや風通しの良いお部屋に飾ってください。プリザーブドフラワーと言えばバラが多く流通していますが、最近では、生花の保存技術も進歩し、今まで加工できなかった菊やヒマワリ、胡蝶蘭なども販売されるようになりました。花のバリエーションも多くなりご仏壇のお花としても重宝されています。
プリザーブドフラワーの花言葉:「永遠」「永遠の幸せ」「永遠の友情」
ハロウィン 10月31日
~コスプレは悪霊に魂を取られないようにするため~
9月を代表する花と言えばリンドウ。
日本でも大人気のイベント・ハロウィン。そもそもはケルト民族から伝わってきた風習です。古代ケルト民族のドゥルイド教で行われていた収穫祭と新年を迎える行事が起源となっていると言われます。11月1日が新年とされ、大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が戻ってくるとされています。ここまでは日本のお盆に似ていますが、違うのは一緒に悪霊もやってきて、作物を奪ったり、子どもをさらったり、人間たちに悪さをすると言われています。悪霊に魂を取られない為に、現世の人間が悪霊と同じカッコをして身を守ります。これがハロウィンで仮装する意味です。
秋の収穫祭でもあるハロウィンは秋のイメージがオレンジ色、死の世界からやって来る悪霊と闇や死をイメージするのが黒色です。この2色がシンボルカラーです。
カボチャのお化けには、Jack-O’-Lantern(ジャック・オ・ランタン)と言う名前が付いています。ジャックと言う老人が、この世とあの世をこのランタンを持ってさまよっています。ちょっと不気味ですね。カボチャはハロウィンのシンボルアイテムでもあります。カボチャを怖い顔にするのはアメリカが発祥だそうです。怖い顔にくり抜いて部屋の窓辺などに飾ると魔除けになると言われています。又、最近はハロウィンリースを飾るお宅もあり玄関に飾ると魔除けの効果があります。
カボチャの花言葉:「広大」「広い心」「見せかけを飾る」
ウリ科カボチャ属
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