2024年8月カレンダー特集

幸せ運ぶデルフィニウムの花束~サムシングブルーの言い伝え~ 

初夏から咲き始めるお花ですが、最近は生花店で一年中販売しているお花でもあります。とは言え酷暑のこの8月は、デルフィニウムのブルーが身心を癒してくれます。ブルー系の花の流通は少なくヨーロッパでは「サムシングブルー」と言われ、新郎新婦に永遠の幸せが訪れるとされる言い伝えがあり結婚式のブーケに好まれて使われています。「あなたを幸せにします」という花言葉もあり、プロポーズにぴったりなロマンチックな花です。幸福が訪れるデルフィニウムの花束を贈ってみませんか。

キンポウゲ科 花言葉:「あなたは幸せをふりまく」「激しい愛情」「目標の為の努力」

作品コンセプト 

2024年カレンダーテーマ ラブ&ピース~大切な人に贈る花~


デザイナー紹介

 

 伊藤 有実子(YUMIKO ITO)
  KALIANg  店長

 

1994年 山形県生まれ
東北芸術工科大学 金工専攻のち2017年4月KALIANg入社
現在店長として業務をしながら日々勉強させていただいております。


【お花の豆知識】

デルフィニウムの語源はイルカのドルフィンに由来していると言われているよ。お花の後ろにしっぽみたいに出ている部分があって、じつはそこは蜜をためておくところなんだ。~

デルフィニウムのつぼみの形がなんだか「イルカ」の形に似ていると思いませんか。それに学名は「Delphinium」です。「イルカ」の「dolphin」とスペルや響きが良く似ていますね。ギリシャ語の「イルカ」が語源と言われています。お花の後ろに蜜をためるところ距(きょ)とよばれるところがあるのだけど、最近では、距があると切花が絡みやすくて痛むので、品種改良によって距を無くしている品種もあります。生花店でアレンジメント、花束を購入の時に確認してみるのも面白いですね。

 

 ハイビスカスの日  8月1日  

~実は暑さに弱い

8月1日はハイビスカスの日。沖縄県宮古島で育ったハイビスカスの認知度を高めるために、宮古島あかばなぁ(ハイビスカス)産業化協議会が制定し、日本記念日協会が認定しました。

原産地はハワイ、インド洋の孤島・マスカリン諸島、中国南部など諸説はいくつもあります。亜熱帯気候の沖縄でもよく育ち栽培されています。今ではハイビスカスと言えば沖縄を連想するほどになりました。

さてハイビスカスと言うと、真っ赤な太陽の下、元気いっぱいに育つイメージがありますが、以外にも暑さに弱く、気温が35度を超えると弱ってしまいます。鮮やかな花は一日でしぼんでしまう「一日花」なので、終わった花は手で摘み取ってください。そうすると次から次へと花が咲いてくれます。 開花時期は6月から10月と長く楽しめる花として知られています。温暖地以外で育てる場合は「鉢植え」で管理するのが一般的です。今では7,000種以上の品種があると言われています。気分もあがるポップな花、気分もアップ、ハイビスカスと一緒に過ごす夏も素敵ですね!

 

ハーブの日 8月2日

~ハーブは蚊を寄せ付けない

8月2日は「ハーブの日」です。ハーブの日は、フレッシュハーブ事業を行なうエスビー食品によって制定されました。又「ハ(8)ーブ(2)」と言う語呂合わせからも来ています。

ハーブはカモミール、ミント、ローズマリー多種多様なものがありますが、ラテン語で「草」を意味する「Herba(ヘルバ)」が語源となっています。昔から、ハーブは薬草としても、食用としても、保存食や調味料としても万能な植物です。

その香からも心身の高揚やリラックス効果をもたらす作用がありますが、防虫としもすぐれた植物でもあります。防虫効果のあるハーブは日本では、カレンソウ(蚊連草)と呼ばれるゼラニウムの仲間が生花店で売られています。シトロネラという植物とローズゼラニウムを交配させて作られた園芸品種です。蚊が嫌うとされるシトロネラール成分を含んでいます。レモンような柑橘系の香りを放ちますので、防虫効果としてもアロマとしても楽しめる植物です。

ゼラニウム フウロソウ科・ペラルゴニウム属  花言葉:「育ちの良さ」「尊敬」

 

花の日 8月7日

~毎年8月7日は、花の日です。 由来は、8(は)7(な)の語呂からきています

ここでは夏の花ポーチュラカをご紹介します。真夏の強い日ざしの中でも、ドロップのような花が次々と咲くとてもキュートな花です。ポーチュラカは、暑さや乾燥に非常に強く、初心者でも育て易い植物です。太陽が大好きで、日当たりの悪い場所や天候のよくない日は花が咲きません。朝咲いた花は午後にはしおれてしまう植物でしたが、近年、夕方まで咲き続ける品種が多く出回るようになりました。ガーデニングでも人気のあるポーチュラカはハンギングバスケットに入れて飾ってみても楽しめます。この夏はポーチュラカと彩り豊かな花のある生活へを過ごしてみてはいかがでしょうか。

ポーチュラカ スベリヒユ科  スベリヒユ属  花言葉:「いつも元気」「無邪気」「自然を愛する」

 

葉っぱ日 8月8日

~毎年8月7日は、花の日です。 由来は、8(は)7(な)の語呂からきています

野菜不足を手軽に補うことのできる青汁を毎日飲んで、健康で快適な生活を送ってもらうことが目的に作られました。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

野菜不足を補う葉っぱはなんでしょう。食べられる人気の夏の葉と言えば「シソ(大場)」です。今回はシソの紹介です。シソは比較的丈夫な為、初心者にも比較的簡単に栽培できます。シソの栽培適温は、20~25℃。20℃以上の温度がないと発芽しないため、暖かくなってくる5月になってから種をまきます。室内でのプランター栽培なら、4月から始められます。6月~11月迄長く収穫も楽しめます。殺菌作用が強く、薬味やお刺身のつま、天ぷらに、ジュースにしても健康的でおすすめです。

 

旧盆 8月13日~16日

~お盆にお供えする花は?意味はあるの?

ご先祖様の霊を自宅にお迎えしてご供養する行事です。旧暦の7月15日を中心に行われる仏教の儀式であり、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。

★お盆の期間

・旧盆:8月13日~16日(4日間)
・新盆(東京盆):7月13日~16日(4日間)

お盆の期間は地域によって違いがあります。東京と、その周辺などの都市部では7月盆が一般的であり、関西他、地方では8月盆が一般的とされています。また、9月に行う地域や、7日遅れ、10日遅れの場合もあり、風習なども様々です。

都市部と地方で時期が違うことから、離れて暮らしている家族が帰省するなどし、親族や縁者が集まる方も多いのではないでしょうか。心のこもったご供花やお供物で、ご先祖様をお迎えしましょう。

★お盆にお供えする花

・ホオズキ(鬼灯)…灯

「鬼灯」の文字が表すように、提灯と似た形をしていることから灯の代わりとされています。お盆に帰

ってくるご先祖様が迷わないように、仏壇や盆棚に飾ります。

お盆が終わった後は、お寺などでお焚き上げをしていただくか、お清めをして(塩を振って)から白い紙に包んで処分します。

・ガマノホ(蒲の穂)…杖

高さ1~2メートルの、水辺に自生する多年草です。ご先祖様が杖として使うと言われており、仏壇の左右などに飾ります。

・ミソハギ(禊萩)…水まき

お盆の時期に花が咲くので、盆花(ボンバナ)や精霊花(ショウリョウバナ)などとも呼ばれます。水辺などに咲く多年草で、濃いピンクの花を咲かせます。

餓鬼の喉の渇きを抑える作用があると言われ、お水の代わりとしてお盆の供養の為に供えます。盆棚(精霊棚)のごはんの横にお供えすることが多いです。

・ハス(蓮)

仏教と密接な関係があり、極楽浄土に咲く最上の花とされています。仏様の台座もハスの花の形をしているなど、様々な所に登場します。

また、花が7~8月に咲くこともあり、お盆に飾ることが多いです。地域によっては、ハスの葉に御供物をのせることもあります。

 

過去のカレンダーの画像はこちらからご覧頂けます

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