2024年4月カレンダー特集

ラナンキュラス 

~キュートな花なのに大家族~

春の球根として人気があるラナンキュラスはひとつの球根からいくつも花を咲かせる珍しい花です。それゆえ「大家族」という花言葉もあります。とても縁起の良い花で春に花を咲かせるので「合格」のイメージがあります。新しい生活の方に贈られると幸福をもたらしてくれる事、間違いなしです。

お花屋さんに切り花で並ぶのは4月前後頃です。3月頃から彩り豊かに出回ります。地面の温度が下がる11月頃からは球根を地植えしても楽しめます。

キンポウゲ科

花言葉: とても魅力的、光輝を放つ

作品コンセプト 

2024年カレンダーテーマ ラブ&ピース~大切な人に贈る花~


デザイナー紹介

 

 伊藤 有実子(YUMIKO ITO)
  KALIANg  店長

 

1994年 山形県生まれ
東北芸術工科大学 金工専攻のち2017年4月KALIANg入社
現在店長として業務をしながら日々勉強させていただいております。


【お花の豆知識】

春にたくさんの種類の花が咲くのは、植物が日の長さや温度を測れる機能を持っていて自分たちが快適にお花を咲かせる環境が春に整うのを知っているからなんだよ。

夜が短くなるとお花を咲かせるのが長日植物。その逆で夜が長くなるとお花を咲かせるのが短日植物です。長日植物で代表的なのは菜の花、ネモフィラ、カーネーション、アヤメなど春から初夏にかけての植物です。夜長が好きな短日植物はコスモス、菊、ポインセチアなどがあります。ポインセチアの赤い葉は苞(花の根本につく小形の葉)が色付いたものです。バケツを被せて人工的に夜の時間を長くするとお花屋さんで見かける鮮やかなポインセチアになります。

又、植物には温度感知センサーがあり、チューリップは休眠している間の高温を感知して球根内で花芽がつくられ、冬の低温に一定期間当たったのち春の気温上昇によって休眠から目を覚まして、お花を咲かせます。従って、秋に球根を鉢に植えて大事に暖かい家の中で管理すると休眠から目を覚ますことができず、お花は咲きません。寒さにしっかり当てる事と、土の中では春に向けて根を伸ばししているので、水やりも必要です。

また春にソメイヨシノがいっせいに同じタイミングに咲くのは、もともとソメイヨシノは一本の木から接ぎ木で増やした桜なのですべて同じ遺伝子をもつクローンだからです。

 

 

ロータスデー(花まつり)  4月8日  

~お釈迦様の誕生日~

「花まつり」としてお祝いされてきましたが、日本記念日協会に記念日として4月8日を「ロータスデー」として登録・受理されています。
ロータスとは蓮。「し(4)あわ(8)せを分かち合い、感謝する日」であり、仏の叡智(えいち)や慈悲の象徴である「ハス」の意味を表している事から「ロータスデー」とされました。

お祝いに向けて、各地の寺では花で飾った花御堂(はなみどう)が作られます。花御堂の中に甘茶を入れた水盤を置き、釈迦像に甘茶(あまちゃ)をそそぐ儀式が行われます。甘茶をかけるのは、釈迦の誕生の時、産湯を使う為、天から竜が下りてきて香湯(こうとう)をそそいだという言い伝えからと言われています。

 

ガーベラ記念日 4月18日

~1958年に日本で初めて名称登録されました~

2005年に開催された全国ガーベラ生産者交流会福岡大会で制定されました。「よ(4)い(1)は(8)な」と読む語呂あわせからこの日になりました。

1958年に日本で初めて「ガーベラ」の名称登録がされた日でもあります。

又、4月はガーベラの出荷最盛期である事から付けられたとも言われています。

一年を通してガーベラは楽しむ事ができる花です。切り花、鉢物両方楽しむ事が出来て赤・オレンジ・黄色・白・ピンクなど、花色は豊富です。咲き方もひと重咲き八重咲きスパイダー咲きカール咲きなどがありその姿を楽しめます。ヨーロッパで品種改良され、切り花用として流通している品種は2,000種以上あります。花言葉は「崇高美」「神秘」「崇高な愛」「思いやり」があります。

 

サン・ジョルディの日 4月23

~花と本を贈り合う日~

日頃の感謝の気持ちを込めて、男性からはお花(赤バラ)を、女性からは本を贈りあう日のイベントです。 1986年に4月23日を日本書店商業組合連合会と日本・カターニャ友好親善協会などがサン・ジョルディの日と定めました。

サンジョルディの日の由来は、自由を愛する象徴とし親しまれた騎士の名前です。中世からスペインのカターニャ地方の守護聖人サン・ジョルディをお祭りする日・伝説の記念日です。

サン・ジョルディの伝説にドラゴン退治の話があります。昔々、ドラゴンの怒りを鎮めるために村人たちは生贄を捧げていました。王家のお姫様が生贄の順番になり、お姫様を救う為に白馬に乗ったサン・ジョルディが現れ、ドラゴンをひと突きで仕留めました。そのとき流れ出たドラゴンの血から、赤いバラの花が咲きました。

ロミオとジュリエットの著者であるウィリアム・シェイクスピアである文豪の命日である4月23日がサン・ジョルディの日とされたとも言われます。

4月23日にはバラの花のプレゼントやアレンジメント講習会、書店が選んだ絵本の展示や販売など、花業界や書店業界がコラボしたイベントが行われています。

 

過去のカレンダーの画像はこちらからご覧頂けます

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