2022年11月カレンダー特集ページ

~セルリアのスワッグ~

~故ダイアナ妃のウエディングブーケにも使われたセルリア~

切り花として流通してるセルリア。ウェディングブーケとしても大変好まれているのはセルリア・フロリダと言う品種です。この花は花びらに見える苞(ほう)の先がピンクにほんのりと染まる特徴があります。苞とは、蕾(つぼみ)を包むように葉が変形した部分。つまり苞は花ではなく葉なのです。その透き通ったガラス細工のような美しい見ためも特徴的で、頬を赤く染めた花嫁にも見えることから「ブラッシングブライド」という別名にもあります。

今回はブーケではなくてセルリアのスワッグのご紹介です。ドイツ語で「壁飾り」の意味です。ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使用する事が多く、花束を逆さまにしたような形(吊るして)飾ります。しかもその姿はナチュラルでお手入れいらず。それでいてオシャレに飾れるので近年日本ではインテリアとしても大変人気がでています。ヨーロッパでは古くから空気の浄化や魔除けとして、ハーブなどを束ねたものを家に吊るす風習なのだそうです。

セルリアの花言葉: 「ほのかな思慕」「可憐な心」・・・花のように見える苞の先がうっすらとピンク色になっているのが由来です。

ヤマモガシ科、セルリア属の一種

花徳(川崎市)西頼 祐介氏がプロデュースした商品です。
2022年JFNカレンダー11月に掲載のスワッグです。

 

デザイナー紹介

   西頼 祐介
   花徳

賞歴

第22回 JFN全日本技術選手権大会 持込アレンジメント部門 厚生労働大臣賞受賞

TOKYO  INTERNATIONAL FLOWER&GARDEN  SHOW2010

フラワーアレンジメントの部  最優秀賞

世界らん展2011~2018 優秀賞、奨励賞多数

 

【お花の豆知識】

~豪華なお花の代表ラン。実は植物の中で一番最後に地球上に誕生して、もっとも進化しているお花なんだよ。~

ランは現在最も繁栄している植物です。キクと並び愛好家も多くいて、贈り物としてもポピュラーで人気があります。

その繁栄の歴史とは・・・被子植物は中世代ジュラ紀(今から1憶4千年前~2憶年前くらい前)に登場しました。その仲間であるランは白亜紀中期以降に誕生したと言われています。中世代ジュラ紀と言えば、恐竜が地上を闊歩し全盛期を迎えていた時代でもあります。そう考えると恐竜もランの先祖を見ていたかもしれません。しかし恐竜がいた頃の地上には多様化した植物が繁栄していて、ランが根を張るスペースはありませんでした。それゆえランは生き残るすべを考えました。地面にスペースが無ければすでに立派に成長している樹木があるではないか。なので樹木に着生して根を張りました。まったくもってたくましい。そして虫との共進化(相互作用)。花粉を運ぶ虫とはきってもきれない仲なので、昼間に活動する蝶には赤、ピンク、黄色などの派手な花色で誘い、夜に活動する蛾には花色を地味にして、甘い匂いで誘惑しました。さらにある種類のランは、ハチのサイズに合わせて花の唇弁を狭くしてハチの背中に花粉塊を付着させたり、ハチのメスに擬態してオスを抱き付かせて花粉を付着しました。そして人はその美しさや奥深さに魅了されました。人により品種改良を得て、もっとも進化し、愛されているお花とも言えます。太古から植物のサバイバルを勝ち抜いたランを改めて見てみるとまた違った面白さがあります。古(いにしえ)から生き残るラン。最強です。

ランの花言葉:愛情、美、淑女

 

いいマムの日  11月6日  

花言葉は「あなたを愛しています

11月6日は「いいマムの日」です。日本記念日協会が2015年から日本の国花である菊の花をもっと身近に感じてもらうために、菊が旬の11月6日の語呂合わせで「いいマムの日」としました。 これは菊の生産者や街の生花店や市場も取り組んでいる新しい菊の記念日です。菊の旬は10月~12月頃で、生花店にも色鮮やかなマム(菊)が販売されています。比較的長く楽しめるマム(菊)今は多種多様な品種がでています。最近では大きく豪華に仕立てられたディスバッドマム(1本菊)が人気です。日本では仏花のイメージが強いマム(菊)ですが、このディスバッドマムは仏花のイメージを払拭する美しさです。その魅力は大きな花姿と花色が豊富なところでとてもモダンな印象です。フラワーギフトとしてもお勧めな贈り物です。

マムの花言葉:あなたを愛しています

キク科

    

 七五三  11月15日

千歳飴だけじゃない。縁起の良い長寿の花とは~

子どもの健やかな成長を祈る七五三のお祝い。7歳は女の子、5歳は男の子、3歳は女の子(男の子の場合もある)。それぞれの年齢により、対象の性別も異なります。毎年11月15日前後に神社を訪れて、ご祈祷を受けたりします。最近は七五三前後の土日や天候に合わせるご家庭も多いです。

七五三の由来ですが、なぜ11月15日なのか。それは徳川綱吉の長男、徳川徳松の健康を祈願して11月15日にお祝いをしたことが始まりと考えられています。関東から全国に広がり、そのまま慣習化したと考えられています。又、旧暦の11月は作物の収穫を終える時期でもあり、神さまにその年の実りを感謝する月でもありました。

さて、七五三に贈る花は何が良いか?もちろんおめでたい意味のある縁起の良いお花を贈りたいですよね。

▪胡蝶蘭:ひらひらと舞う蝶の羽に似た花びらは未来を感じます。

▪カスミ草:永遠の愛、感謝。小さくてたくさんの花は子孫繁栄の意味もあります。

▪ピンク系のバラ:温かい心、愛、恋の誓い、幸福、感謝、上品、かわいらしさ。

▪菊:日本では仏花のイメージがありますが、邪気を払ったり、長寿祈願の花として縁起の良い花です。ちょうど秋は菊の季節でいろいろな品種の菊が出荷されています。生花店でも洋菊などオシャレな種類が並んでいます。

いい夫婦の日 10月31日

~いい夫婦の日、お忘れではないですか?~

11月22日はいい夫婦の日です。1988年に財団法人余暇開発センターが、夫婦で余暇を楽しむゆとりある素敵なライフスタイルとして提案しました。現在は花業界以外でも各企業が賛同し、パートオブザイヤー(理想の有名人夫婦を選出)、いい夫婦の記念日ウォーク(パワースポットや歴史名所をめぐる)、いい夫婦の日川柳などユニークなイベントが開催されています。このように認知度も高い記念日ですので、花贈り日としても最適な日です。夫から妻へ。妻から夫へ愛情を込めて、又はご両親へ感謝の気持ちを込めて贈るフラワーギフトはいかがでしょうか。良い夫婦の日には、お花を買って帰りましょう!!

いい夫婦にぴったりなおすすめの花は・・・

花言葉:愛情 赤バラ

花言葉:幸福 カスミ草

花言葉:感謝 ピンクガーベラ

花言葉:あなたを愛しています マム

花言葉:枯れない愛 サボテン

過去のカレンダーの画像はこちらからご覧頂けます


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