2022年8月JFNカレンダー特集ページ
夏といえばやっぱりヒマワリ!!
ヒマワリは、草丈が30センチ~2メートルを超して成長する品種もあります。お子さんでも簡単に育てる事ができる夏を感じさせてる植物です。今はさまざまな品種が容易に手にいれる事ができます。花は一般的な黄色系のものから、黒や茶色などの花色からなり、小輪から大輪、一重咲きや八重咲きの品種など多種多様です。街の生花店でも、夏のアレンジ花として広く使われています。
その歴史は、もともとはネイティブアメリカン(北アメリカの先住民族)の食糧でした。花の方ではなくて、種の方です。ヒマワリの種は栄養価が高く(タンパク質と脂肪)、すりつぶして主食やお菓子にしていたようです。現在日本でも、栽培が推奨され特産物として販売する県もあり、化粧品や油の原料にもなっています。
デザイナー紹介
西頼 祐介
花徳
賞歴
第22回 JFN全日本技術選手権大会 持込アレンジメント部門 厚生労働大臣賞受賞
TOKYO INTERNATIONAL FLOWER&GARDEN SHOW2010
フラワーアレンジメントの部 最優秀賞
世界らん展2011~2018 優秀賞、奨励賞多数
【お花の豆知識】植物と数学は切っても切れない関係があるんだよ。きれいに見えるお花には、フィボナッチ数列が応用されているんだって~
「フィボナッチ数列」ちょっと難しい言葉。この数列、自然界の植物や街の建築物には切っても切れない数式であり、数学の世界では超有名な数式です。では一体誰が発見したのでしょうか。それはイタリア人のレオナルド・フィボナッチが発見しました。人の名前だったのですね。フィボナッチ数式は1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、・・・ 「どの数字も前の2つの数字を足した数字」という規則の数列です。
自然界はこのフィボナッチ数列がよく使われています。夏を代表する「ヒマワリ」は、この数列で種を螺旋(らせん)状に配置しています。これは同じ面積でたくさんの子孫が残せるように。 では、花びらにおいてはどうでしょうか。花びらの数はフィボナッチ数式であることが多いのです。例えば、百合やアヤメや蘭の花びらは3枚、リンゴやサクラソウやキンポウゲが5枚、コスモスが8枚、キク科の植物が13枚、21枚、34枚といったような枚数です。つまり自然界の物質はすべて数式で表現されています。
数学とは程遠いところにあると思われる生け花やフラワーアレンジメントもこの数式と深く関わっています。個々の花の空間やバランスをこの数式の比率で活けると美しく活ける事ができます。建築物で言うとエジプトのピラミッドの高さと底辺の長さの比は黄金比になっていると言われています。数学って不思議!面白いですね。
【お花の日】
ハイビスカスの日 8月1日
~実は暑さに弱い~
8月1日はハイビスカスの日。沖縄県宮古島で育ったハイビスカスの認知度を高めるために、宮古島あかばなぁ(ハイビスカス)産業化協議会が制定し、日本記念日協会が認定しました。
原産地はハワイ、インド洋の孤島・マスカリン諸島、中国南部など諸説はいくつもあります。亜熱帯気候の沖縄でもよく育ち栽培されています。今ではハイビスカスと言えば沖縄を連想するほどになりました。
さてハイビスカスと言うと、真っ赤な太陽の下、元気いっぱいに育つイメージがありますが、以外にも暑さに弱く、気温が35度を超えると弱ってしまいます。鮮やかな花は一日でしぼんでしまう「一日花」なので、終わった花は手で積み取ってください。そうすると次から次へと花が咲いてくれます。 開花時期は6月から10月と長く楽しめる花として知られています。温暖地以外で育てる場合は「鉢植え」で管理するのが一般的です。今では7,000種以上の品種があると言われています。気分もあがるポップな花、気分もアップ、ハイビスカスと一緒に過ごす夏も素敵ですね!
ハーブの日 8月2日
8月2日は「ハーブの日」です。ハーブの日は、フレッシュハーブ事業を行なうエスビー食品によって制定されました。又「ハ(8)ーブ(2)」と言う語呂合わせからも来ています。
ハーブはカモミール、ミント、ローズマリー多種多様なものがありますが、ラテン語で「草」を意味する「Herba(ヘルバ)」が語源となっています。昔から、ハーブは薬草としても、食用としても、保存食や調味料としても万能な植物です。
その香からも心身の高揚やリラックス効果をもたらす作用がありますが、防虫としもすぐれた植物でもあります。防虫効果のあるハーブは日本では、カレンソウ(蚊連草)と呼ばれるゼラニウムの仲間が生花店で売られています。シトロネラという植物とローズゼラニウムを交配させて作られた園芸品種です。蚊が嫌うとされるシトロネラール成分を含んでいます。レモンような柑橘系の香りを放ちますので、防虫効果としてもアロマとしても楽しめる植物です。
ゼラニウム フウロソウ科・ペラルゴニウム属 花言葉:「育ちの良さ」「尊敬」
花の日 8月7日
~毎年8月7日は、花の日です。 由来は、8(は)7(な)の語呂からきています~
ここでは夏の花ポーチュラカをご紹介します。真夏の強い日ざしの中でも、ドロップのような花が次々と咲くとてもキュートな花です。ポーチュラカは、暑さや乾燥に非常に強く、初心者でも育て易い植物です。太陽が大好きで、日当たりの悪い場所や天候のよくない日は花が咲きません。朝咲いた花は午後にはしおれてしまう植物でしたが、近年、夕方まで咲き続ける品種が多く出回るようになりました。ガーデニングでも人気のあるポーチュラカはハンギングバスケットに入れて飾ってみても楽しめます。この夏はポーチュラカと彩り豊かな花のある生活へを過ごしてみてはいかがでしょうか。
葉っぱの日 8月8日
~キリンウェルフーズ株式会社(現:ヤクルトヘルスフーズ株式会社)が制定。
日付は「は(8)っぱ(8)」(葉っぱ)と読む語呂合わせからきています~
野菜不足を手軽に補うことのできる青汁を毎日飲んで、健康で快適な生活を送ってもらうことが目的に作られました。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
野菜不足を補う葉っぱはなんでしょう。食べられる人気の夏の葉と言えば「シソ(大場)」です。今回はシソの紹介です。シソは比較的丈夫な為、初心者にも比較的簡単に栽培できます。シソの栽培適温は、20~25℃。20℃以上の温度がないと発芽しないため、暖かくなってくる5月になってから種をまきます。室内でのプランター栽培なら、4月から始められます。6月~11月迄長く収穫も楽しめます。殺菌作用が強く、薬味やお刺身のつま、天ぷらに、ジュースにしても健康的でおすすめです。
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