2021年JFNカレンダー5月特集ページ

5月9日は母の日!!

デザイナーズアレンジ・マザーリース

色とりどりのカーネーションのハーモニー。楽しげな雰囲気をお母さんに届けましょう。
ピンクのかわいさの中に、大人っぽい紫の大人っぽさをプラス。
小花を散らして、軽やかでリズミカルに仕上げました。
食卓に飾って、家族団らん。一日の終わりのほっと一息の時間に、お母さんの微笑む顔を期待して。

2021年JFNカレンダー5月に掲載の迎春用アレンジメントです。
フラワーデザインスタジオ フローレ(佐世保市)公門 新治氏がプロデュースした商品です。

13,750円(税込み)

ご購入はこちら

デザイナー紹介

公門新治(SHINJI KUMON)
フラワーデザインスタジオ フローレ 代表

1975年生まれ。長崎県佐世保市出身。JFN九州・沖縄ブロック技術指導員 受賞歴 第21回JFN技術選手権大会都知事章受賞 2013 年ガーデニングワールドカップフラワーショージャパン 空間装飾部門最優秀作品賞受賞
東京の生花店で修業し、2010年地元佐世保の実家のフラワーデザインスタジオ フローレに入社。 花祭壇、ウェディングを担当。花が大好きで”FLOWERLOVE!!” をたくさんの人に伝えていきたいです!!


 

5月のコラム

母の日に贈る花の代表カーネーション。何色を贈るのがふさわしい?

A.「何色でも良いんだよ!」

それでは、なぜ何色でも良いのでしょうか!
今回のお話はそんなカーネーションの色にまつわるお話です。

カーネーションを贈る歴史

なぜ、カーネーションをお母さんに送る様になったか知ってますか?
母の日を作った女性のお母さんが、カーネーションが大好きだったからなんです。
母の日を作った女性がいたの?って疑問もあるけど、私たち日本人が当たり前と思っている母の日は、実は暗い悲しみと苦悩の歴史のもと生まれた日なのです。

その歴史はちょっと後回しにして、そもそも母の日ってなに?

当然、母の日は世界中にあるのです。
母の日といういわゆるお母さんに感謝するという日は、世界中の各国で自然発生的に発生したものと考えられています。
そりゃ人間というか動物は必ずお母さんから生まれるのですから。
そのお母さんに感謝する日が自然に行われることもわかる気がします。

しかし、世界中の母の日は、今や日本では常識である5月の第2日曜日というわけではないのです。
イギリスでは「マザリングサンディ」といいイースターと同じ移動祝日であり、イースターの日の3週間前と言われています。
ノルウエーでは2月、中東地域では春分の日、ロシアでは11月の最終日曜日だったりするのです。
母の日に贈る花をカーネーションとしているのも、世界共通ではありません。
それは、アメリカの母の日に由来しているからです。
アメリカ式の母の日を採用しているところは、カーネーションを贈ることが多い様ですね。オーストリアは実はマムを贈るのです!
え?お母さんにお母さんを贈るってどういうこと?
それはクリサンセマムのマムとママという意味のマムを掛けいるのです!
それダジャレ?(笑)

白いカーネーション

アメリカの母の日は、19世紀のアメリカが大変だった南北戦争時代に遡ります。
南北戦争時に、敵味方問わず負傷兵を看護する活動をしていたアン・ジャービスというとっても慈愛に満ちた女性がいました。
その娘で教会で教師をしていたアンナ・ジャービスが、母であるアンの生前の活動を偲ぶ思いで、アンの大好きであった白いカーネーションを母の日に贈るという記念会を行いました。
そのアンナの活動に生徒やその母親たちが感銘を受け、母の日に母を祝う活動が始まりました。アンは母で、アンナは娘です。
アメリカでは当初白いカーネーションを贈る風習でしたが、日本では赤いカーネーションを贈るのが主流になりました。
白いカーネーションは、アンナ・ジャービスが亡くなったお母さんに手向けたことに由来して、亡くなった母にたむける花として定着しました。
本当はお母さんの好きな花だったのですが、日本では、元気なお母さんに贈るのは控えたほうがいい花となりました。
でも、お母さんが好きなら白でもいいと思いますよ。

何色を贈っても良いんだよ

カーネーションは交配がしやすく、バリエーションもとっても豊か。
元々はピンクや赤、白、黄色などシンプルな色しかなかったものが、そこから、様々な色が生まれてきました。
カーネーションの色の入り方は、単色以外にも、覆輪(花弁の縁に色がついている花)、複色(色が混ざっている)、絞り、褐色など様々な色があります。
そして、青い遺伝子を組み替えて作られた紫のカーネーションまであります!

毎年、母の日に大量のカーネーションが消費され、昨年のと違う色のカーネーションを送りたい!など様々な要望に応えたいなどのフローリストがカーネーションのバリエーションを求めてきました。
また、生産者もフローリストや消費者に求められる品種を探りながら、様々な色を作っているのです。
そんな母の日は、実はこれといった決まりはなく、アメリカでも母の日発祥時には白いカーネーションを贈っていたし、必ずしも赤と決まっていたわけではありません。
こんなにバリエーションが多いのだからどんな色のカーネーションを贈っても、お母さんが喜んでくれるのなら、良いのです。
花言葉に配慮するなら、黄色のカーネーションの花言葉は「軽蔑」や「嫉妬」なのでちょっと注意が必要ですね。
枯れてるわけではないカーネーション

カーネーションの色のバリエーションの中で、ついうっかり枯れている花として、見間違えられてしまうのが、いわゆるベージュ系のカーネーション。
シックな色が特徴のカーネーションは、若い人たちを中心に近年人気があります。
買った本人が見てかわいい!や素敵!って思ってお家に持って帰るのなら、良いのだけど。
素敵な花を、大切な人に贈りたい!なんて、思うこともありますよね。
贈った本人はそれで良いのだけど、贈られた方の受け取り方は異なる場合があります。

特にご年配の方には、ベージュや褐色系のカーネーションを見て「枯れてる」なんて思われることもしばしば。
特に、母の日などにそういった事態が起こると、嫁姑問題に発展します!?
サプライズで贈った花束が「逆」の意味でのサプライズになりかねません。

母の日に「お母さん、ありがとう!」に集約される感謝の気持ち。
そこに寄り添うカーネーション。
本当は「ありがとう」一言では言い表せない感謝の気持ちがあるはず。
お母さんへの想いは、人それぞれ。
カーネーションも色も形もそれぞれ。
花束として組み合わせたら、さらに豊かな表現力となります。
そんな様々な色のカーネーション。
その想いを伝えられるカーネーションを選んでみてくださいね。
あなたが伝えたい想いを伝えられる最高の一本を。

5月のおすすめのフラワーギフト

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スイートピンク

 

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