お部屋にお花を飾って一足早い春の訪れを

色とりどりの春のお花を沢山詰め込んで、春の訪れのわくわく感とふんわりと優しい気持ちになれるデザインに仕上げました。
軽やかな春の雰囲気と、香りも楽しんで頂けるお花も詰めて。
折り重なるチューリップは、風に揺れて自由で楽しそうな雰囲気に。
チューリップは時間がたつにつれて、お陽さまの方を向いたり立ち上がったりと自由に成長していきます。
少しづつ成長して、表情を変えていく楽しい春のお花たちのアレンジを楽しんでもらいたいです。

---

 

2月のコラム

世界中で愛されているチューリップ。こんなかわいいチューリップに意外な過去が！？

A.世界初の経済バブルが起こった

「咲いた～咲いた～♪」
小さい子でもチューリップと言えばみんな知っているお花ですね。
だれもが知っている花ですが、なんと歴史上の大事件を巻き起こしてしまった花なのです！

チューリップという花

チューリップがどんな花なのかは知っているけれど、チューリップの歴史についてはあまりご存じないかと思います。
元々地中海の奥深くアナトリア半島（トルコのある辺り）から中央アジアに自生している植物でした。
その頃のチューリップは小さなかわいらしいお花で、開花するとユリのような咲き方のお花でした。

かつてトルコ人たちによりラーレと呼ばれていたこの花は、オスマン帝国ではさまざまな文様や壁画などに使われることが多く、トルコ人にとってはなじみの花でした。
それが外交官を通じてヨーロッパに伝わると、
「これトルコ人のターバンじゃね？」ってことを言ったかどうかは定かではありませんが、トルコ人のターバンに似ていたことからターバンが訛って
チューリバン→チューリップとなったといわれています。
そして、チューリップと呼ばれるようになったこの花は、ヨーロッパで、特にオランダで多くの愛好家に育てられるようになり、咲き方や色の違うたくさんの品種が生まれました。

チューリップが多彩な花に生まれ変わる方法の一つに、あるものの存在があります。
それはなんと！
ウイルスなのです！
いまいましい！と思う人が多いでしょう…

しかし地中に棲むウイルスがチューリップの多彩な種類が生まれるお手伝いをしていました。
花が終わり、新しい球根ができるときにウイルスがちょっとお手伝いをすると、元のお花とは変わったお花が咲くようになるのです！

当時のオランダでも様々な種類のチューリップが生まれ、珍しい花、変わった花がもてはやされるようになり、特別感のある花すなわち特殊なお花として注目をされました。

そして人々を狂わせる

珍しいチューリップは愛好家の中で高値にて取引されるようになり、そこに富裕層が投機目的で買い漁るようになりました。
儲かると思うと噂はどんどん広がります。

おりしも、オランダはスペインから独立したばかりで、イギリスと並ぶ新興海洋国家として海洋貿易に乗り出しており、オランダ国内にも富裕層が生まれていました。
富裕層の人たちが、チューリップの相場上昇に目を付け、投機目的で我も我もと購入し値段を吊り上げます。
「ちょっといいチューリップあるのだけど、買わない？」
「今買えばぜったい儲かります！」
そんな謳い文句が聞こえてくるようです。
そして珍しいチューリップを欲する愛好家や投資家へ次々と売りつけていくのです。
（うまい話には・・・裏がある!?(笑)）

当時の取引の明細を見ると、チューリップの球根1つに対して、
小麦２ラスト（＝3600㎏）
ライムギ4ラスト（＝9200㎏）
肥えた牝牛4頭
肥えた豚8頭
肥えた羊12頭
ワイン2ホッグスヘッド（≒500㎏）
ビール2t
バター2t
チーズ1000ポンド（＝453.6Kg）
完成品ベッド1台
衣服1揃え
銀のカップ１個
と交換されたといわれています。
球根たった１個とですよ！

当時の貨幣価値を現代の日本人の貨幣価値に換算することは難しいですが、大工の平均年収の10倍と言う記録が残っているので、3500万円位（現代の日本の大工の平均年収が350万円として）と考えられます！

な、なんと!！球根1個が3500万円！？
軽く家が建ってしまうくらい！？
ロールスロイスが買えるくらい！？
球根1球でそれだけ価値が高騰したわけです。
さらに、現物がなくても取引をするいわゆる先物取引として取引されるようになりました。

そして、崩壊

儲けも良いうちなら、売り買いも活発になります。
値段を吊り上げても買う人がいればよいです。
当然、値段が上がりすぎれば買う人は現れません。
段々値段が上がっていき、原価の１００倍以上になっていたといわれています。
インターネットで株式が売買できる今なら、欲をかかず売り抜ける！
なんてこともたやすくできたかもしれません。
みな一攫千金を目指して借金をしてまでチューリップの球根を買っていました。
借金したものは返済の期限が刻々と迫ってきます。
そうすると、人々は、安値でも球根を処分したいと思います。
一人が安値で売り出すと、次々とさらに安値で売りに出します。
もう価格の下落は止められません
どうしようどうしようと思っているうち、あれよあれよと値下がりします。

チューリップの先物取引による世界初のバブルの崩壊です。
夢を見た人たちが一気に転落人生の道をたどるのです。
あんなにかわいいお花が、人々の人生を狂わせてしまったのです。

そうそう、何年か前の大間のまぐろ。お寿司屋さん同士が初荷のマグロを争って、3億３千万円の値が付いたそうです。
とっても景気の良い話です。その当時のチューリップもそんな景気の良い話だったかもしれません。
世界初の経済バブルがはじけた暗い歴史の中で、育種家と投機家が夢を追い続け、生まれた多彩なチューリップたち。
そんなチューリップたちをお家に飾って、先人が見た夢に想いを馳せながら
あなたも何かにチャレンジして一攫千金を目指してみますか？！

チューリップの花ことばは「思いやり」
お家に飾って一攫千金目指すだけでなく、バレンタインデーや来月のホワイトデーにあなたの想うあの人に
「思いやり」のチューリップを贈るのも良いかもしれませんね。
お庭に植えるチューリップは秋植え球根です。寒くなる前に植えてね。
そうすることで春に華やかなお花が咲きます。
チューリップの花言葉「思いやり」はまさか、チューリップにも「思いやり」？

2月のおすすめのフラワーギフト

2月14日は、バレンタインデーです。外国では、愛や感謝の気持ちを伝えるためにお花を贈る習慣があります。日本でも「フラワーバレンタイン」が少しずつ定着しつつあります。恋人だけではなく、家族、友達、お世話になった人など誰に贈っても真っ直ぐ気持ちが伝わるラブレターです。今年のバレンタインデーにはお花を贈ってみませんか。

プレゼント応募はLINE公式アカウントから!

 
過去のカレンダーの画像はこちらからご覧頂けます