2024年6月カレンダー特集
可憐な白いダリアのブーケ
大きくて華やかな、和モダンでオシャレなダリアは花嫁のブーケにもよく使われいます。色によって花言葉もそれぞれです。ウエディングで使われる白のダリアは「感謝」「豊かな愛情」、赤は「可憐」「栄華」です。ダリアの美しさから「優雅」や「気品」と言う花言葉もあります。
切花のダリアは3〜5日間花を楽しめます。切花はやや短命です。毎日の水替えがお手間の方は、延命剤の投入でその美しさの維持をお勧めします。
作品コンセプト
2024年カレンダーテーマ ラブ&ピース~大切な人に贈る花~
デザイナー紹介
伊藤 有実子(YUMIKO ITO)
KALIANg 店長
1994年 山形県生まれ
東北芸術工科大学 金工専攻のち2017年4月KALIANg入社
現在店長として業務をしながら日々勉強させていただいております。
【お花の豆知識】
~大輪の花が魅力的なダリア。数万種もあると言われ、最大で30㎝以上になる花を咲かせるのもあるんだって!僕のお顔くらい!?~
以前は仏花にさかんにダリアが使われていました。近年の品種改良により大輪のダリアも花屋さんで見かけるようになりました。グラデーションの花色から複色までなんでも色が楽しめて、花の大きさが人の顔くらいから3~4㎝位の可愛らしいものもあって万能な花です。
さてダリアの流行は黒蝶(こくちょう)からと言われています。ご存じですか?花びらがワインのボルドー色のもので、重厚感があり人気を集めています。お部屋に1本飾るだけでもその存在感、すごいです。
ダリアには「裏切り」「移り気」などの花言葉があります。これはナポレオンの妻ジョセフィーヌのお話しが由来しています。あまりにも美しく咲くダリアを見て、ある日貴族が一株分けて欲しいとおねだりしましたが、独り占めしたいジョセフィーヌはその申し出を断りました。どうしても欲しい貴族は庭師に頼み盗ませました。それを知ったジョセフィーヌは貴族を追放しました。少し分けてあげれば良いのにと心情的には思いますが、当時は貴重な苗ですしステータスでもあったのかもしれません。“花泥棒に罪はあり”です。
そこから「裏切り」なる花言葉が付けれれたと言われています。人の心を魅了するダリアは罪深い花ですね。
ローズの日 6月2日
~大切な人に感謝の気持ちを。バラを楽しもう。~
6月は美しくバラの咲く時期です。「ローズ(6/2)」と読む語呂合わせからきています。ブルガリア共和国のバラ・ダマスクローズ(ブルガリアンローズ)の普及の為、一般社団法人ブルガリアンローズ文化協会が制定しました。
「ローズの日」は大切な人や自分に「ありがとう」の感謝の気持ちを込めてバラの花やローズオイル、ローズウォーターを使ったバラに関係したお菓子や飲み物を贈る習慣があります。
バラの命は短くてと言われます。6月は水温も上がって、花瓶内のバクテリアの繁殖も活発になります。少しでも長く楽しめるように、水の取り替えを豆にして新鮮な水を吸わせてあげましょう。少しバラを楽しんだ後は、風通しの良い室内でバラを束ねて吊るせばドライフラワーになります。バラはドライフラワーに適した植物です。一度試してみるのも良いですね。
アジサイの日 6月6日
~6が付く日はアジサイの日。アジサイには毒がある~
アジサイは、アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。花言葉は「移り気」「浮気」です。アジサイの色が時期や時間経過で変化する事からと言われています。
梅雨に咲くアジサイ。8月に選定すると次の年の芽も一緒に切ってしまうので、7月半ば迄の剪定をお勧めします。選定の時、花が残っている場合は切花として花瓶に活けても楽しめます。
アジサイは現在、多種多様な種類が花屋さんで購入できて楽しませてくれます。ヤマアジサイはその素朴な佇まいに詫びさびさえ感じます。又、グリーンアナベルのオシャレなフォルムは、アレンジメントや花束のアクセントに重宝し人気の品種です。
さて、6月6日はアジサイの日です。6のつく日(6日、16日、26日)はアジサイの日と言われています。特に6/6にアジサイを逆さに吊るすとアジサイには毒がある事から、魔除け効果があり不幸から守ってくれると言い伝えがあります。特に女性はトイレに吊るすと女性特有の病気にならないと言われています。
毒と聞くとつい怖いイメージがありますが、触ったり観賞したりでは毒にやられる事はありません。アジサイには青酸配糖体(せいさんはいとうたい)が花や葉、茎や根などに含まれています。身近な食べ物だと青梅があります。今の時期ちょうど梅酒を作るタイミングです。青梅は食べちゃダメよと子どもの頃に言われた事を思い出しました。含まれる青酸配糖体を口にすると、呼吸困難や嘔吐、めまいなどの中毒症状を起こします。人間以外ではペットも同様な症状を起こすので注意が必要です。ちなみにアジサイと言うとカタツムリとセットで思い浮かべますが、カタツムリや昆虫は、消化液が強いアルカリ性の為、毒が毒でなくなります。 人などの哺乳類は、胃液が強い酸性です。この酸性の条件がそろうと青酸配糖体が毒性を発揮します。ところでカタツムリはアジサイの葉を食べません。湿ったところが大好き(地面に置いてあるコンクリートのブロックをひっくり返すとくっついていますよね)。雨が苦手で雨を避けるためや直射日光を遮る為、大きなアジサイの葉の裏に隠れていると考えられます。
父の日 6月16日
~父の日も忘れないで~
6月第3日曜日は父の日です。父の日はいつだったかな?と父の日は母の日と比べると少し寂しいですね。いつも家族を守るお父さんに「お父さんに頑張って!」「感謝の気持ちを贈る日」ですよね。
父の日は、母の日と同じくアメリカ発祥の記念日です。 その起源は1909年、ワシントン州のソナラ・ドッドという女性の提唱によるものと言われています。ソナラ・ドッドが子供の頃、お父さんが南北戦争に行き、その間お母さんが子供たちの面倒を見ていました。戦争からお父さんが帰還すると、お母さんは疲労の為亡くなりました。それからお父さんは子供達が成人する迄、男手一つで家事と仕事と働きづめで6人の子供を育てあげました。
現在の6月第3日曜日を父の日と定めたのはアメリカの第36代大統領リンドン・ジョンソンだそうです。そして国の記念日となったのは1972年です。案外新しい記念日です。これは地元のソナラ・ドッドが「母の日があるのに父の日がないのはおかしい」と牧師協会に嘆願してから60年あまりが経って制定された事になります。
アメリカでは生きているお父さんには赤いバラを贈り、亡くなったお父さんには白いバラを手向ける習慣があるようです。日本では「イエローリボンキャンペーン」(日本ファーザーズ・デイ委員会)がきっかけとなり、父の日のカラーは黄色に定着したと言われています。それゆえ黄色いバラや季節の花・ヒマワリを贈る方が多いのですね。最近は「母の日参り」という言葉もあるので「父の日参り」として、亡くなったお父さんが好きだった花や嗜好品をお供えし、感謝の気持ちを伝える日でもあります。
ペパーミントの日 6月20日
~薬用効果あり。オススメです。~
北海道北見市まちづくり研究会が特産品であるハッカのPRを目的に、1987年に「はっか(20)」の語呂合わせから“ペパーミントデー”を制定しました。
ペパーミントはシソ科・ハッカ属。花言葉は「永遠の爽快」。その言葉通り主成分はメントールです。メントールの効能は、鎮痛・鎮痒・冷却・殺菌作用があり、花粉症にも効きます。癒し効果もあり気分をリフレッシュにするのに最適です!消化促進作用もあるのでハーブティーにすると飲みすぎ、食べ過ぎ、胃のもたれにも効果があります。
こんなに万能なペパーミント。お花屋さんでも購入しやすい鉢です。栽培方法は乾燥には気を付けて半日陰の風通しの良い場所に置くと良いでしょう。日蔭では生育が悪くなり、日が当たりすぎると葉がしおれたりします。比較的暑さ寒さに強いので育てやすい植物です。
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