2024年1月カレンダー特集
魅惑の香り、水仙のアレンジメント
水仙はその芳醇な香りと、綺麗な花姿がまるで仙人のようなところから水仙と言われるようになりました。寒い季節に強く凛として成長する姿はたくましく、そして生命力を感じさせるところから縁起の良い花と言われています。玄関に飾ると魔除けの意味もあり新年やお祝い事に贈られるのにぴったりのお花です。
切花として生花店に並ぶのは12月下旬~1月頃です。ここでアレンジしている水仙は、花の中心が黄色の日本水仙です。とてもポピュラーな品種で、爽やかで甘味のある香りがします。香水原料にも使用されています。
スイセン:ヒガンバナ科
花言葉: 自己愛、神秘 作品コンセプト
2024年カレンダーテーマ ラブ&ピース~大切な人に贈る花~
デザイナー紹介
伊藤 有実子(YUMIKO ITO)
KALIANg 店長
1994年 山形県生まれ
東北芸術工科大学 金工専攻のち2017年4月KALIANg入社
現在店長として業務をしながら日々勉強させていただいております。
【お花の豆知識】
~水仙の香りは品種によって違うんだよ。中には動物系の香りに例えられるような個性的な香りを持つものもあるよ。~
水仙の香。ストレス軽減。鎮静作用。リラックス効果。が一般的に言われいます。気持ちをリセットする効用もあり、香のする花の代表と言えます。しかしなかには強い匂いがする品種もあるので頭痛を伴ったり、匂いに敏感な人は苦手だと言う人もいます。まったく好みが分かれる花であります。そのなかにはアンモニア臭に似ている成分を含む品種もあるので贈答用の場合は、匂いを確認して贈られると良いでしょう。この匂いの成分は獣の匂いとして表記される香水も存在しており、強い印象を残します。刺激的なお花です。
早春に出荷される水仙。ぜひ自分に合う水仙の香りを見つけてお楽しみください。
七草 1月7日
~お正月に酷使した胃を改善~
正月7日の「七草粥(がゆ)」の中に入れる7種の野草。秋の七草が観賞を目的としたものであるのに対し、春の七草では食用とされる植物が選ばれています。緑の乏しい寒中に採って食べ、邪気を払い、縁起を祝った中国の古い風習が日本にも伝えられ、春の七草になったといわれています。春の若菜の中で代表的な7種。 古歌に芹(せり)、なずな、御形(ごぎょう)、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ、これぞ七草と詠まれています。春の七草には、生活習慣病予防や肌の新陳代謝の活性化、ビタミンCによる免疫力向上や活性酸素の抑制・疲労回復、食物繊維による便秘改善など、年末・年始の食べ過ぎ飲みすぎを改善する効果があるデトックスな植物です。
成人の日 1月8日
~晴れ着は縁を呼び、邪気を払う~
成人の日は1月15日に固定されていましたが、2,000年からは「ハッピーマンデー制度」により1月の第2月曜日になりました。
歴史的には、奈良時代以降より、成人を祝う風習。男子の場合は元服(げんぷく)。髪を結い、服装も大人のものへと変わりました。女子は髪を結い上げる、髪上げや裳着(もぎ・腰から下にまとう衣装)に変わりました。
現代は男性は袴、女性は振袖で成人の日に街を歩く人を多く見ますね。着物は人の縁を呼び、邪気を払うと言われている由縁からと言われています。。
では成人の日にふさわしい花は?愛情たっぷりの赤バラ。感謝の気持ちのピンクバラ。家族の絆のオレンジのバラ。やっぱり門出を祝うスイートピー。希望を表すガーベラ。など素敵な花言葉があります。
花を贈るシーンを考えてみましょう。育ててくれたご両親にはそのまま飾れるアレンジメントタイプをお勧めします。式典などの会場には持ち帰りやすい花束が良いでしょう。その場も華やかになります。せっかくなので記念に残る贈り物と思う方は、枯れないお花・プリザーブドフラワーはいかがでしょうか。素敵な思い出になります。
スイートピーの日 1月21日
~実はマメ科・毒性あり~
この時期が一年で一番香りが豊かで綺麗に輝く事と、スイートピーの花弁が左右対称で3種類の花びら【旗弁(きべん)、翼弁(よくべん)、舟弁(シュウベン)】からなり、それぞれ1枚、2枚、1枚あることから、1月21日となりました。又、松田聖子さんの名曲「赤いスイトピー」のリリースの日が1月21日であったことも関係しています。
スイートピーはマメ科で、花が終わった後は豆ができますが食べられません。種や茎は毒性があり神経や血管組織に不調をきたします。一般的に食べられる豆はエンドウ豆やインゲン豆などで「マメ科エンドウ属」です。スイートピーは「マメ科レンリソウ属」です。レンリンソウ属は毒性を持つものが多いです。花言葉は「門出」「蝶のように飛翔する」があり、卒業式や就職などに贈られるのにぴったりの花です。しかも1本当たりのお値段が手頃で、芳醇な香りも人気です!
マメ科
花言葉:別離 優しい思い出
愛妻の日 1月31日
~いつも愛妻に感謝の気持ちを~
1月のI(あい)、31日の(さい)の語呂合わせからこの日になりました。「愛妻の日」の起こりは2006年、群馬県の嬬恋村に本部を置く「日本愛妻家協会」が「妻という最も身近な赤の他人を大切にする人が増えると、世界は豊かで平和になるかもしれないね。」と銘打ち、愛妻の日を提唱したことによります。1月31日だけでなく、いつも思いやりが感じられるように愛妻に感謝の気持ちを伝えたいですね。
チューリップを贈る日 1月31日
~この日は愛妻の日でもあるし、そうだチューリップを愛妻に贈ろう~
富山県砺波市(となみし)に事務局を置く砺波切花研究会が制定しました。
チューリップの切り花の花言葉は「思いやり」であり、中でも赤い色のチューリップは「愛の告白」「真実の愛」とされることから、この日に大切なパートナーや“愛妻”に贈ってほしいとの思いを込めて誕生したのが「チューリップを贈る日」です。
色によって花言葉が違うので、贈る時の参考にしてみてください!
▪赤色のチューリップは「愛の告白」「真実の愛」「永遠の愛」「ロマンチックな愛」「私を信じて」
▪ピンク色のチューリップは「愛の芽生え」「誠実な愛」「優しさ」「思いやり」「愛着」「幸福」
▪黄色のチューリップは「望みのない恋」「名声」
▪白色のチューリップは「失われた愛」「純粋」
▪紫色のチューリップは「不滅の愛」「気高さ」
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